病気コラム

  1. あかねクリニック
  2. >
  3. 病気コラム
  4. >
  5. 睡眠時無呼吸症候群 検査

COLUMN病気コラム

睡眠時無呼吸症候群 検査

あなたの睡眠のお悩み、一緒に解決しましょう

しっかり寝ているのに日中眠気が…
こんなことはありませんか?

寝ている間に何度も呼吸が止まったり(無呼吸)、気道の空気の流れが悪くなったりする(低呼吸)、【睡眠時無呼吸症候群】という病気かもしれません。

眠っているつもりでも体にとっては十分な睡眠がとれておらず、朝起きるときに頭痛がしたり、日中の居眠りが多くなったりします。いびきをかく人に多くみられます。

血液中の酸素濃度が下がるため、これを補うために心臓の働きが強まり、高血圧となります。酸素濃度の低下により動脈硬化も進み、心筋梗塞脳梗塞を起こしやすくなります。さらに睡眠不足によるストレスにより、血糖値やコレステロール値が高くなり、さまざまな生活習慣病メタボリック・シンドロームがひきおこされます。

自覚症状

いびき無呼吸から呼吸が再開するときに大きないびきをかくことがあります。一時的ないびきであれば問題ありませんが、慢性的ないびきがある場合には注意が必要です。
自分で自覚することは難しいですので、パートナーや同居されている方のご指摘で受診される方が多いです。
日中に眠くなる朝起きても熟睡した感じがなかったり、うとうとしやすくなったりします。急激な強い眠気に襲われることもあります。
集中力の低下適切な睡眠をとれないと、日中の作業効率が低下したり、集中力がなくなったりします。頭痛・倦怠感、イライラするなども症状の一つです。
夜間のトイレが増える眠っている間でも脳が起きている状態になっているので、夜間のトイレの回数が増えます。また、無呼吸により心臓に負担がかかるため利尿ホルモンが多く分泌されることも原因の一つです。ただ、中高年男性の場合は前立腺疾患との鑑別も重要です。

まずは検査をしてみましょう

症状が疑われる患者様に、自宅で行える簡易検査を行っています。
通常の睡眠時無呼吸症候群の検査は、総合病院で一泊入院して行われますが、このPSG検査を行っている病院の数が少なく、また希望されている方が多いため、検査のためだけに数か月待つことがあります。
当院では問診から簡易検査までを短期間で行うことができます。また、入院した場合と比較し費用負担を大幅に減らすことができるようになります。

簡易PSG検査のご案内

(1)初診医師による問診。検査のご案内。
(2)検査のご案内患者様のご都合の良い日時・場所で、検査機器のお渡しとご説明をいたします。
お時間は10分ほどです。
(ご希望の方へは、郵送でも対応いたします)
(3)検査検査は、1晩〜2晩、実施していただきます。
検査終了後は、所定の方法でご返却ください。
(4)結果説明検査機器回収後、2週間前後で結果がわかりますので、医師からご説明いたします。
当院での治療のほか、重症度によっては病院での一泊精密検査や総合病院へのご紹介も行なっています。

CPAP療法のご案内

検査で治療が必要と判断された方には、【持続陽圧呼吸療法 CPAP(シーパップ)】を行います。

CPAP療法(シーパップりょうほう)とは、睡眠中にマスクを装着し、気道へ空気を送り続ける治療法です。
流れ込む空気が物理的に気道を開くため、安全で苦痛なく、治療を行うことができます。
世界的にも安全性が高く評価されており、睡眠時無呼吸症候群の治療法として広く普及している方法です。健康保険適用で、毎月1回の外来受診が必要です。

CPAP装置をつけて眠ることで、劇的な効果を感じることができる患者様もいらっしゃいますが、あくまでも対処療法です。生活習慣の改善やお薬との併用を行っていくことが大切です。
※ 患者様によっては治療に慣れるまでお日にちがかかる場合もございます。

【良い眠り、良い目覚め】の心がけ

[ 朝 ]

(1) 毎日同じ時刻に起床する
(2) 太陽の光をしっかり浴びる
(3) 朝食をしっかり食べる
(4) 緑茶・コーヒーを飲む

[ 昼 ]

(1) 昼寝をするなら13~15時のあいだに短時間で
(2) 夕方以降の昼寝はしない

[ 夜 ]

(1) 夜に30分程度の運動をする
(2) 夕方以降のカフェインの摂取をしない
(3) 入眠前はスマホなど強い光刺激を避ける
(4) 眠たくなったら床につく、就寝時間にこだわりすぎない
(5) 睡眠薬がわりの寝酒はしない